Web小説紹介：Unnamed Memory - 暇つぶしの動物園

今回紹介するのは「Unnamed Memory」です。

異世界・転生・転移なしの王道ファンタジー！壮大さ、独創性どれも逸品！

あらすじとしては、呪いを受けた王太子オスカーが魔女ティナーシャに解呪を願うっていう導入です。そこから魔女ティナーシャの過去の因縁に巻き込まれたり、世界や魔女、運命に関わっていくことになるのです。

ストーリーは全体的にシリアスな話なのですが、キャラクター達がコミカルな感じを時折出してくれるので、シリアス過ぎて読めないってことはないです。”なろう”的なノリばかりに慣れているとシリアスな展開は疲れちゃいますからね。

ファンタジーとして独自の世界観が形成されていて、読めば読むほど引き込まれる雰囲気があります。展開もプロットが出来てるようでブレがなかったり、伏線があったりと常に楽しんで読むことが出来ます。

オスカーとティナーシャがメインで進んで行くのですが、オスカーが格好良すぎだし、ティナーシャは可愛いしで、もうたまりません。

そんな彼らにも様々な辛い過去があったりと語られるのですが、思わず感情移入してしまいます。悲恋でもありハッピーエンドでもあるような複雑な展開があり、感受性が豊かな人だったら涙腺が緩んでしまうのではないでしょうか。

一言で表すのであれば、美しいファンタジーの世界を見せてくれる作品です。

また嬉しいことに書籍化が決定していたようです。発売日は2019年1月17日に電撃文庫から発売となっております。

オスカーとティナーシャのイラストが楽しみですね。初期から何度も読み直したり、サイドストーリーが更新される度に再度読んだりと何度でも楽しめる作品です。

正直、もっと早く書籍化されていてもいい作品ではないかと思うんですけどね。ただ量産されている”なろう”作品とは毛色が違うので、なかなかされなかったのかと邪推してしまいますね。所謂売れ筋

何度でも楽しめる作品ですし、書籍化の際は加筆もされるようですので一足先に楽しんでみてはいかがでしょう。