雑記:Web小説の設定について
読み専門から見た作品の設定について。
設定以外にも更新の停止とかの個人的な所感。
①設定
今まで読んできた中での個人的な所感なのですが、”なろう”で連載しているもので世界観や設定がしっかりしていたり、同じ世界観で幾つもの物語が展開しているものだったりするものは自サイトで連載していた人がよく見ますね。
むしろ自サイトで連載していて”なろう”に転載を行っている作者で世界観や設定がぶれている作品を見たことがありません。
見切り発車でプロットも出来てないのに、最初に思いついた面白い設定だけで書こうというパターンは、本当に最初だけ良くて後から人気も面白さも落ちてくパターンが多いです。
所謂天才という人種であれば問題ないと思いますが、そんな人はあんまりいません。
始まりの物語とその物語が終わる目的は設定していただける迷走はなくなるのかなぁと。
②更新の停止
”なろう”の作家さんでよくあるパターンとして人気がないので更新を止めます。と完結していないにも関わらずに作品を捨てることがあります。それもまた一つの方法ではあると思うのですが、完結させることで完結ブーストがあるので人気を気にするのであっても完結まで持って行ったほうがいいような気がします。
検索方法として、完結済みだけにして探している人もいますので。
ある程度の文字数(10万以上)+完結済み、という検索は個人的にもやってます。
あと、面白いなって思う作品を見つけた場合、一度作者のマイページに他の作品が完結しているのかどうか確認します。何故かっていうと物語として完結まで書いてくれるのか確認するためです。
連載中で更新が止まっている作品が沢山あると完結までいかない可能性が高いと判断して読むのを辞める場合が結構あります。なので、打ち切りエンドとは行かないまでにしても完結とするのは大切だと思います。
逆のパターンで面白いなって思って作者のマイページを確認した際に、他の読んだことがある完結した面白い作品があって読むことを決めるパターンも結構あります。
③オリジナルティと根拠
以前の記事でも書いたことがあるのですが、根拠の情報を調べずにファタンジーの内容を書いているなって感じることがあります。※1
割と何処かの作品の影響を受けて書いていると分かってしまうものなんです。
それ自体は全く悪くないのですが、影響だけで書いてしまうのは元ネタを薄めただけのオリジナルティに欠けた内容になってしまいがちです。
まずは自分でどういったものを書きたいのか、それを書くために必要な知識・情報はどういったものなのかを書き出してみて調べてみるのはどうしょうか?
相手(読者)を納得させるには、させるだけの根拠が必要です。作家のドキュメンタリーを見れば分かると思うのですが、根拠となるための資料や本、取材を行ってますよね?一切せずに己の感性のみで書いているという人のほうが少数派だと思います。
まぁ実際統計を取ったわけではないのでわかりませんけどね。
※1 根拠に触れた記事
Web小説紹介:本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ - 暇つぶしの世界
④カクヨム
では、もう一つの大手Web小説投稿サイトである”カクヨム”はどうなのかと言うと正直分かりません。カクヨムは検索機能がいまいち使い辛いので、あんまり作品を探していないんですよ。
世間一般的にカクヨムの方が質が高いみたいな噂を聞くけどどうなんでしょうかね?
”なろう”の方も最近、検索機能を改悪しましたがそれでも”カクヨム”よりは詳しく条件設定をして検索出来ますからね。
⑤最後に
これは一切物語を書いたことがない読み専の戯言です。なので、一切意味はありません。好きなように書けばいいと思います。
とは言いませんし、思いません。読み専の意見として堂々と言いますよ。
冒頭に「見切り発車ですけどよろしくおねがいします」「落書きです」といったような自分の作品の卑下してハードルを下げている方がいますが、効果は全くないです。むしろ逆効果です。
正直、冒頭で似たような文言がある場合、見切り発車なら完結しないだろし後半はつまらなくなりそう、としか思えないです。読むのを辞めるパターンはあっても読むのを続けるパターンはありません。
ハードルを下げるのは自分自身のメンタルを保つのに役に立つ場合もありますが、言い訳から入ると第一印象が悪くなって結局評価されないでメンタルを悪くするパターンもあると思います。
せっかく書くのですから自信を持って最後まで書きましょう。