Web小説紹介:愛しの師匠 ~私の師匠に対する不満と文句と思いと想いについて~
今回紹介するのは、「愛しの師匠 ~私の師匠に対する不満と文句と思いと想いについて~」です。
弟子と師匠の日常と成長を書いた内容ですね。ストーリーもギャグあり、時々シリアスありでポップな感じです。
100万文字程度で完結しているので気に入って読み進めれば土日が終わってしまえるくらいの量ですね。
文体も小説ではなくてWeb小説って感じで作者独特な雰囲気があります。
どういったところが違うのかっていうと行間空き方が特徴的かなと。紙媒体の小説だとページが大体文字で埋まってると思うのですが、Web小説では作者の意図で強調したいからとか読みやすくしようとかで行間が空いてたりします。
決して貶してる意味ではなくて、 それがWeb小説っていう表現方法の一つであると思うんですね。
今回紹介している"愛しの師匠"で具体的な例を出すと1話の最後に行間を空けて、今回の話のオチを書いてたりします。実際読んでみるとニヤリとさせられることが多くて表現方法としてあっているなーと思いました。
その楽しみ方としては、パソコンから読むのではなくスマホで読むことをおすすめします。パソコンですと表示範囲が多いのでスクロールをそれほどもすることなく見えてしまいますので。
ストーリーとしては、主人公であるリィルの成長がメインですが師匠の成長もあり人間ドラマがいいですね。世界を救うために魔王を倒す!っていうファンタジーではなくて日常が楽しめます。全くないわけではないですがそこは読んでみてのお楽しみ。
あと良く出来てると思うところは、なぜそういうキャラクターになったかという背景がストーリーにおいて違和感なく語られるところですね。キャラと背景をしることで、話の中の行動が納得できたり、想像できたりして感情移入がしやすいです。
総合的に見てWeb小説として読みやすくストーリー、キャラもいいので個人的には書籍化してもいいかな?って思える面白さです。まぁ書籍化するに当たって独特な表現方法をどうするのかという問題がありますけど。
完結していて面白いWeb小説が読みたいという人は是非読んでみてくだい。